雪。

224雪の降らない所の出身なので雪を見ると浮かれます。商売は痛手なんですが・・・・

流石に今日の予約のキャンセルが入りました。少し遠い所からのご来店なので仕方がありません。

雪見酒という言葉もありますんで、お近くの方はお出掛けいただけるとうれしいのですが。

それでは

昔を思い出しました。

223今日は健康診断の結果を2年ぶりに聞きに行った時に出合った本で昔の修行時代を思い出しました。資料を残していていただいた先生も凄いのですが聞きに行くほうも行くほうです。滅多にお医者さんに掛かることが無い自分にとって病院の待合所は人物観察にはもってこいです。ふと気づくと大きな本棚が置いてありぎっしりと本が詰まっているのに気が付き手にした本が今は亡き談志師匠のお弟子さんの本。先生にお聞きしたところ貸してくださるとの事。寿し屋の修行もきついけれど立川流は半端な根性じゃ勤まらない。涙あり笑いありの楽しい本でした。

矢倉良平。この方が自分の立川談志でした。お客様の前で寿しを握れる様になった頃、総会屋の大物(大手町の店)が自分の前に座り、緊張のあまり、お茶を溢す失態。謝る前に包丁が飛んできました。一瞬刃が来たと思ったのですがみねで、その後高下駄で思い切り蹴飛ばされて吹っ飛び、それから謝りました。流石の総会屋さんも気迫に押され『大丈夫!』の一言。これで一件落着でした。仕事が終わり一人残るように言われ話を聞いてビックリ。全て計算づくの振る舞いでした。俺を叩かず一緒に謝っていればまず総会屋は必ず怒り出し着物の洗い張り代金などを請求されると。思い切りやったから相手が怯み大丈夫と言う言葉になったとの事。この人には敵わないと思いました。

それでは

偲ぶ会。

222今回は生前の癌を跳ね返す会の写真を引用させて頂きました。高校時代の友人達がわざわざ私の店を指定頂き集まって頂きました。

つい、写真を眺めてしまいます。

それでは

人気者です。

221久し振りに久里浜の蛸を仕入れました。茹でたては香りがあり見るからに美味しそうです。お塩で召し上がっていただくと美味しいです。

今日は暮れに亡くなった方の偲ぶ会。早いもので49日が過ぎました。
詳細は明日に。

それでは

春めいてきました。

219早くもホタルイカが入荷しました。春はもうそこです。
昔は生ホタルイカが珍重されていましたがウイルスの問題などがあり、保健所の指導で販売停止になりましたがよくよく聞いてみたら地元の人は昔から生食はしていないそうで観光客向けだけだったそうです。
酢味噌和えやワサビ醤油などで召し上がって頂きます。

魚好きには堪らない季節になりました。『はしり』と『名残り』の魚が多く『旬』の魚は少ないのですが種類が多く季節の移り変わりを魚で一番感じられる時期になりました。

それでは

久し振りに銀座。

218お客様が出演する舞台を観に築地本願寺にあるホールへ昨日行ってきました。人情物でお涙頂戴場面で一緒に行った友人が大いびき!いつもは自分がやるんですが隣でやられると冷や汗ものです。
銀座時代、よく行っていたトンカツ屋に行きました。当時と変わらずの営業。流石は銀座でした。分厚く柔らかいトンカツを堪能させて頂きました。
当時は店の野球部に所属し試合があると必ずトンカツ屋さんで食事でお金を払ったことが無かったんですが結構、安いのでビックリでした。

桜前線の予報もちらほら聞こえるようになりました。春はもうすぐです。

それでは

30年来の煮汁で炊きます。

217子持ちのヤリイカを後生大事に取り置きしてあるイカだけを煮る煮汁で軽く半生状態で煮ます。これが絶品だと自分では思います。物の本によるとイカは半生の状態が一番柔らかいそうなんです。流石は先人の教えです。言われるままにやってました、一昔前は質問なんて考えられない時代でしたから。今思うと小学生の子供じゃないのですが、なぜなぜ?どうして?と言うことが沢山あります。例えば干瓢巻きとワサビ巻き、これだけが4っつ切りで後の沢庵巻き鉄火巻きなどは全て6っつ切りです。寿しの世界にも不思議なことが沢山あります。もう、自分の寿しの師匠は皆、天国に行っていますから、そっちに行ったら聞こうかなと思っています。

昨日はちらほら雪の舞う絶好の熱燗日和。東北は塩釜の浦霞をご推奨して煮イカで一杯。最高!!

それでは