早くもホタルイカが入荷しました。春はもうそこです。
昔は生ホタルイカが珍重されていましたがウイルスの問題などがあり、保健所の指導で販売停止になりましたがよくよく聞いてみたら地元の人は昔から生食はしていないそうで観光客向けだけだったそうです。
酢味噌和えやワサビ醤油などで召し上がって頂きます。
魚好きには堪らない季節になりました。『はしり』と『名残り』の魚が多く『旬』の魚は少ないのですが種類が多く季節の移り変わりを魚で一番感じられる時期になりました。
それでは
子持ちのヤリイカを後生大事に取り置きしてあるイカだけを煮る煮汁で軽く半生状態で煮ます。これが絶品だと自分では思います。物の本によるとイカは半生の状態が一番柔らかいそうなんです。流石は先人の教えです。言われるままにやってました、一昔前は質問なんて考えられない時代でしたから。今思うと小学生の子供じゃないのですが、なぜなぜ?どうして?と言うことが沢山あります。例えば干瓢巻きとワサビ巻き、これだけが4っつ切りで後の沢庵巻き鉄火巻きなどは全て6っつ切りです。寿しの世界にも不思議なことが沢山あります。もう、自分の寿しの師匠は皆、天国に行っていますから、そっちに行ったら聞こうかなと思っています。
昨日はちらほら雪の舞う絶好の熱燗日和。東北は塩釜の浦霞をご推奨して煮イカで一杯。最高!!
それでは